本日 Vim Vixen 0.5 をリリースしました。
Vim Vixen - Add-ons for Firefox
0.5 ではページ内検索も備わって、いよいよまともに使えるプラグインとなってきました。 もちろんこれからも開発は続いてゆきます。
MUST な機能は大体実装できたので、ここで日本語による使い方の解説をしたいとおもいます。
基本的な使い方
ここでは基本的なキーマップを紹介します。
キーマップはabout:addons
で JSON 形式で指定します。
スクロール
- j, k, h, l: 垂直方向、水平方向にスクロール
- Ctrl+U, Ctrl+D: 半ページスクロール
- Ctrl+B, Ctrl+F: 1 ページ分スクロール
- 0, $: 最左、最右にスクロール
- gg, G: ページの先頭、末端にスクロール
タブ操作
- d: 現在のタブを削除
- u: 閉じたタブを開く
- K, J: 次、前のタブを選択
- g0, g$: 最初、最後のタブを選択
- r: リロード
- R: スーパーリロード
- zp: 現在のタブをピン留め
- zd: 現在のタブを複製
コンソール
- :: コンソールを開く
- o, t, w: それぞれ、現在のタブ、新しいタブ、新しいウィンドウを開く
- O, T, W: それぞれ、o, t, w と似ているが現在の URL がコンソールにセットされる
- b: タブの選択
ナビゲーション
- f: リンクのフォローを開始。ヒントによってリンクを選択
- F: リンクのフォローを開始。選択したリンクを新しいタブに開く
- H, L: 履歴を戻る、進む
- [[, ]]: ページ内の「前」「次」のリンクを開く
- gu: 親ディレクトリを開く
- gU: ルートディレクトリを開く
その他
- zi, zo: ズームイン、ズームアウト
- zz: ズームレベルをデフォルトに戻す
- y: 現在のタブの URL をコピー
- Shift+Esc: プラグインを一時的に無効化
コンソールのコマンド
画面下部のコンソールは、Vim の EX コマンドのようにコマンドを入力できます。 : で空のコンソールを開いたり、o, t, w で予め入力されたコンソールを開きます。 以下はコンソールのコマンドの紹介です。
open
コマンド
open
コマンドは URL を開いたり、キーワードで検索したりできます。
例えば以下の例では、GitHub のページを URL で指定します。
:open http://github.com/ueokande
また次の例は、検索エンジン(デフォルトでは Google)で検索します。
:open How to contribute to Vim-Vixen
検索エンジンも指定できます。
:open yahoo How to contribute to Vim-Vixen
検索エンジンは設定可能です。詳しくは「検索エンジン」の節を読んでください。
tabopen
コマンド
新しいタブにページを開いたり検索結果を開きます。
winopen
コマンド
新しいウィンドウにページを開いたり検索結果を開きます。
:buffer
command
タブを切り替えます。
検索エンジン
Vim Vixen は複数の検索エンジンをサポートしています。 検索エンジンの設定は、JSON 形式で指定します。
検索エンジンはキーワードと、検索エンジンの URL の対で指定して、URL は検索キーワードに置換される{}-プレースホルダーを含める必要があります。 以下はデフォルトの検索エンジンの設定です。
{
"search": {
"default": "google",
"engines": {
"google": "https://google.com/search?q={}",
"yahoo": "https://search.yahoo.com/search?p={}",
"bing": "https://www.bing.com/search?q={}",
"duckduckgo": "https://duckduckgo.com/?q={}",
"twitter": "https://twitter.com/search?q={}",
"wikipedia": "https://en.wikipedia.org/w/index.php?search={}"
}
}
}
ブラックリスト
一部の URL でプラグインを無効化するために、Vim Vixen はブラックリストをサポートしています。
ブラックリストの設定では、JSON 形式で指定します。
たとえば Slack の任意の部屋で無効化したい場合は"*.slack.com"
を記述します。
また"example.com/mail/*"
のようにパスの指定も可能です。
{
"blacklist": ["*.slack.com", "example.com/mail/*"]
}
無効化されたプラグインは、Shift+Escキーで再び有効化できます。
最後に
ここの情報は古くなる可能性があります。 新しい情報は常に GitHub を見るようにしてください。