スタンディングデスクのすゝめ

    自宅にスタンディングデスクを導入して 1 年が経ちます。 オフィスでもスタンディングデスクが導入されつつあるので、これを機に感想を書いてみます。

    Standing Desk

    買ったのは 1 万円ちょっとの、安物のデスク。

    結論

    結論から述べると、導入してよかったと思えるし、椅子の生活には戻れません。 健康のために無理して使い続けているわけではなく、立った姿勢が快適だからです。

    一般的に長時間の座りながらの作業は健康に悪いとされており、そういった職業の人間にはスタンディングデスクが勧められます。 あいにく自分は医者でもなければ整体師でも無いので、医学的根拠や利点は書けません。 なので、自分が自宅に導入してみた感想を書いてみます。

    重い腰を上げることが無くなった

    例えば外出の予定があるとき、外出の直前まで作業をするとします。 椅子から立ち上がる時、疲労感がなかったとしても腰は重く感じます。 スタンディングデスクではその感覚がなく腰が軽いです。 つまり、立ち上がりの「よっこいしょ」がありません。 なぜなら腰を下ろしていないからです。 作業をさっと切り上げて、姿勢を変えずに玄関まで歩いていけます。

    オフィスでも打ち合わせに行く時、椅子での作業では頭と体の切り替えが必要でした。 しかしスタンディングデスクだと、その足で打ち合わせに向かうことができます。 些細な差かもしれませんが、明らかに身の軽さが違います。 姿勢の切り替わりがなくなり、心もスムーズに切り替えることができました。

    椅子がいらない

    そもそもの導入のきっかけは、去年の春の引っ越しでした。 デスクがなく買う必要があったのですが、思い切ってスタンディングデスクを購入してみた。 結果として、椅子を買う必要がなくなりました。

    椅子のない生活は部屋を広く使えるだけでなく、掃除の手間も減ります。 それだけでなく、椅子で床を傷つけることもなければ寝落ちの心配もありません。 中途半端に安い椅子で腰を傷めず、家具の出費も最小限に抑えることができました。

    疲れないの?

    最初の 1 週間ほど、体に馴染むまで疲れました。 それだけでなく、普段あまりない姿勢で長時間立つため、体が痛いです。 特に、硬い床に対して一番圧がかかる、かかとが痛かったのを覚えています。 しかしその 1 周間がすぎると、疲れることは特に無いですし、体が痛かったことも忘れました。

    今すぐ導入すべきか?

    自分はあまり、人にスタンディングを勧めません。 スタンディングデスクを導入するには、2・3 日の試用だけでは不十分です。 短い期間だけ使ってみると、たいてい不満しか出てこないです。 しかし体に馴染んでからは、驚くほどに疲れないので、本気で導入するには覚悟が必要となります。 それでも、もし高い椅子の購入を考えているのなら、スタンディングデスクも考慮に入れてみてはどうでしょうか。


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    Shin'ya Ueoka

    B2B向けSaaSを提供する会社の、元Webエンジニア。今はエンジニアリング組織のマネジメントをしている。