Cookpad TechConf 2017に行ってきた

    Cookpad TechConf 2017に行ってきました。 発表と感想を雑にまとめました。

    発表資料・動画が後日公開されるので、この記事を読むよりもそちらを呼んだほうが良い気がします。

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    Cookpad under a microscope

    • Cookpad は「レシピを探す人」「レシピを投稿する人」のビジネスが確立
    • イケイケベンチャー感あるが今年で21 年
    • オープンソースのタダ乗りをしない、 コミュニティへの貢献がビジネスも成長させる
    • Ruby コミッタ笹田さん、cookpad に入社

    Go Global

    • 海外新種は多言語化のみではない、現地の生活にいち早く馴染めるかが鍵
    • 国によって当たり前品質(must-be quality)と魅力的品質(attractive quality)は異なる
    • 地道な努力がグローバル進出への実を結んでいるんだと思った。

    Building infrastructure for our global service

    • 世界中からアクセスされる Cookpad の構成
    • イスラムのラマダンでアクセスがやばい
    • 円滑な DevOps できる環境づくりも進んでいる

    サービス開発におけるデザインの取り組み方

    • デザイナの仕事 ≠ 画面のデザイン
    • 価値検証のためのプロトタイピング
    • 実データを使ってプロトタイプを作る

    モバイルアプリの AB テスト

    • モバイル向け AB テストフレームワークをを内製
    • モバイルは Web とはまた違う課題がある
    • その画題を技術で埋めている感じがした

    チームでプロダクト開発をするための取り組み

    • チームのパフォーマンス・成果を最大化するためのマネジメントとは
    • チームメンバーからの信頼を得ることを根底に取り組む
    • 信頼を得るのも一朝一夕でできることではないので、発表者のカリスマ性を感じた

    より良い検索体験のための情報設計とプロトタイピング

    • 機能と体験は表裏一体
    • 目指す体験を明確にし、それを得るに至る具体的なシナリオと必要な機能を選定・洗礼
    • 検索も、どんな流れで目的を達成できるか
    • 機能ごとに部署が出来上がるのは面白い

    組織全体で GitHub を使ようになるまで

    • エンジニア以外の人たちにも、GitHub でコミュニケーション
    • 非エンジニアのハードルを下げる取り組みなど
    • GitHub が最適な答えかは疑問で、登壇者もそう発言していた。
    • それでも情報共有基盤を 1 つにまとめることで、煩雑なコミュニケーションが減って良い

    快適なサービス開発を支える技術

    • マイクロサービスのためのツールたち
    • Slack bot でデプロイ
    • Zabbix で監視、異常時は Slack に通知、Twilio で電話
    • 生産性・開発サイクルを最大限にしている感じがした
    • 1 日に何回も安定・安心してデプロイできる仕組みすごい

    Real World Machine Learning

    • Cookpad の機械学習利用するまでの道のり
    • AWS 上の GPU クラスタの環境構築も自動化
    • 2016 年 7 月に研究開発部発足、同年 10 月にアプリリリース
    • 環境構築・改善は Web エンジニアリングと通ずる
    • 「研究開発部」という名前だが、物を作って 3 ヶ月でアプリリリースできるのすごい

    行動ログでプロダクトを改善するには

    • ログからユーザをモニタ、そしてエンパワー
    • DB もログも一箇所の DWH にあるので、SQL で横断的にクエリがかける
    • ディレクターもデータ・ログに興味があるのでどんどんクエリを叩く
    • そういえば SQL の関数全然知らないや

    Cookpad awakens

    • めっちゃ環境が進歩しており、ツールをめっちゃアウトプットしてる
    • 不安定なスポットインスタンスも平然と安定稼働させるのすごい
    • 今年の活動にもさらなる期待

    おわりに

    最後に雑な感想を

    • 社員たちが OSS 化へのモチベーションが高い、そしてできる環境が揃っているのが良い
    • 1 年目からガンガン登壇・活躍しているのもすごい
    • 明言してる人はいなかったが、20 年の歴史の賜物なんだなーと思った
    • 帰ってからストリームの録画を見てみたが、見やすくて良い

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    Shin'ya Ueoka

    B2B向けSaaSを提供する会社の、元Webエンジニア。今はエンジニアリング組織のマネジメントをしている。